初めて成形する製品では、最初は上手く立ち上げができないことがあります。過去の経験から、射出速度や保圧力、樹脂温度などの条件を変え、予測した条件でスムーズに成功することもありますが、様々な条件で何度試しても良品を出せず、立ち上げに時間がかかり捨て打ちが多くなってしまうこともあります。そんな時は先輩や仲間に相談して頂いたアドバイスを参考にしながら、再度条件を変えて試していきます。無事立ち上げができ良品が取れると、それまでの苦しさがやりがいと達成感に変わります。試行錯誤の末の新しい発見が経験となり身に付いていくのがわかります。
先輩方は皆優しいので、どんなに忙しくても丁寧に教えてくれ、何度でも助けてくれます。しばらく時間が経って「どうだった？」と声をかけてくれる、そんな方たちばかりです。皆温かく迎えてくれますので気軽に声をかけてみてください。

愛工業ではデジタル化による業務改革を目指しております。その一つとして生産管理含め人による作業をAIに置き換え作業効率を向上する取組があります。経済産業省のAI人材育成事業「AI Quest」に参加し、社内の現状を説明し、AIでの解決方法など参加者全体でアイデアを出し合う機会に恵まれました。目指すのは人に代わるシステムですので、まだまだ開発段階ではありますが、試行錯誤しながらも実現できればと思います。
中小企業ならではの意見の反映が早く、新しいことを取り入れ的確に進むのが愛工業の良いところだと思います。未経験者でも安心して応募してもらえればと思います。

2021年度AI Quest協働開発事例
2022年度 静岡県工業技術研究所との共同研究

結婚・出産を経て育児中でしたので、やはり正社員として働くことで、将来の計画が立てやすくなったと思います。子どもが小さかった頃は、保育園から子どもが急に熱を出してしまったので、お迎えに来てほしいと連絡が来ることがありました。そんなときは同じグループ内の方たちに相談すると、すぐに早退させていただくことができ、とてもありがたかったです。急なこと以外でも子どもの学校行事に合わせたスケジュールの相談ができるのは、職場の理解があることと、ママさん社員たちともお互いに助け合う環境となっているからだと思います。お友だちに話すととても驚かれ、羨ましがられるので、このような環境はなかなかないのではないかと思います。これからは子どもの年齢的に習い事や趣味を考える時期なので、子どもが何かやりたい事を見つけたら全力で応援してあげたいです。